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三塁を蹴る

140字以上書きます

OMOIDE IN MY HEADニンゲン賛歌

 

高校の友人と会うと大抵、「僕たちは未来をむいて生きねばなるまいよ」といった結論になる。もはや大学生活すら終わろうとしているこんな時に、高校時代の思い出話(それもあろうことか恋愛話だったりする)に幾度も花を咲かせて、遠くを見つめ、細い目をしていても何も生まれない、無為なのだ。

無為

「あーほら、受験期さ、朝早く登校して物理講義室で勉強してたじゃん」

「してたねえ」

「あれ途中からきた○子さ、絶対お前に合わせて来てたでしょ」

「んなわけないでしょ」

「いやいやいや~」

ああああああああ!?!?!?!?!

 

無為

 

「堀さんと宮村君」を、「鈴木さん」を読め。

これも無為!? 高校時代に想いを馳せるな!ノスタルジアは蟻地獄だ。はたまた時間の流れが喪われるブラックホールだ。光速を超えて未来に向かえ!?!?

 

FLASH!!!

 

それなら明日のことだけ考えて生きていけばいいのか。振り返るな振り返るな、決して出口に辿り着くまで振り返ってはいけませんよ、もし振り返ったなら......

 

そうじゃないそうじゃない、確かに制服の彼女は気が狂いそうな青空と朝日のせいで白くまぶしい

しかし過去を清算なんかしないぞ、僕らの旅を青春なんて名付けて過去にすんな!!??!?!?!?

くそ、過去ってなんだ、それなら昨日だって過去だ、でも昨日はどう考えてもいまと繋がってるだろ、それなら四年前だって五年前だっていまと繋がってるはずだ、切り離して考えるものじゃないだろ、少し遠いだけだ......

 

どうするノスタルジア、不格好な思い出、思い出なんか消えちまえ 過去が固定されてるなんて思ったら大間違いだ。未来がまったく予想のつかないように過去だってまったく予想がつかないんだぞ、さあ日記を読み返せ、出せなかったラブレターを出せ

同窓会に爆弾を仕掛けた人の話を思い出すな、高校生活を通してみんなにイジメられにイジメられた彼は、二十歳の同窓会に、爆弾を、

とびっきりの爆弾を、

 

花火を

 

 

 

「誰も何も諦めず、過去の祝福のために未来に向かって努力せねばなるまいよ」という、結論


NUMBER GIRL - OMOIDE IN MY HEAD (last live ...