読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

三塁を蹴る

140字以上書きます

サヨウナラ二〇一五

 

YO

サヨウナラ2015 十五の俺がいまの俺を見たらなんていう

それなら全員集合 振り返る今年の君と俺のランデブー

出会った全ての人に感謝 なんていうと思ったかこのボケ

でもそういう気持ちもちょっとわかんだ せめて届けばいいなこの声

まるで山月記 去年の俺は驕ってた確実に

トラトラトラ!の子の自尊心 と心中する覚悟決めてた真珠湾

でも来年はライオン、乗りこなすゼロ戦にride on ride on

落ち目の伊坂幸太郎に代わって教えてやる俺が生き方こうだろう!

YEAH

 

 

ながいながい一年だった。俺がペンギンなら月にタッチするのもわけないくらい。

大学はともかく、高校の同期は半分以上が社会人になるみたいだった。「○○ももう社会人かー」などと定型文を定型文と知りながらもどうしても呟かざるを得ず、同時に「そうか俺は社会人じゃないのだな」と思う。社会人。社会。

去年のセカイ系まっしぐら猫まっしぐらな俺なら真っ先にリストラ対象としていた社会=「キミとボクとセカイの間に横たわるアレ」だ。第三次世界大戦的恋愛革命を夢見ていた俺の。

 

なんてことはなく......すでに君も俺も本当は社会人なのだ。先日、学年同窓会があった。生徒が自主的に企画して、高校の体育館を借りて100人超が集まった。そこにもう先生はいなかった。ある意味(もちろん先生の御厚意によって実現したことは重々承知しているが)俺たちは体育館を占拠していたのだ。希望の国エクソダスの子供たちほど過激ではないにせよ、俺たちは高校の体育館をすでに広いハコとしか見なしていなかった。そこでは皆が皆ルールをこれ以上なく丁寧に守った。なぜならそのルールを運用するのも自分たちだから...... もう反抗する相手もいない。撤収の時間になったらテキパキと帰る。

うちのクラスは二次会をサイゼリアで行った。もう誰もドリンクバーなんて頼まない。

俺は三次会の居酒屋でドリンクバーよりも高い料金を支払ってコーラを飲んだ。