三塁を蹴る

140字以上書きます

がっかりしたら終わりなだけの多元宇宙

恋人にがっかりしちゃったらどうしよう。

友達にがっかりしちゃったらどうしよう。

先生にがっかりしちゃったらどうしよう。

親にがっかりしちゃったらどうしよう。


例えばよくある寝取られ系美少女ゲームのストーリー大好きな恋人が新歓でたくさん酒を飲んでつい先輩にお持ち帰りされてしまったりして翌日泣きじゃくりつつそれを話すのを聞きながらぼくはがっかりしている。

その出来事以外全部大好きなのにその出来事だけがもし突然何らかの能力に目覚めて、恋人は本当に心の底から悔いているし未来を眺めても同じことは起こらないということがわかったとしても、一度がっかりしたということだけは間違いなくてつまりそれはぼくが好きなきみは実は全然別の人なのかもしれないってそういう可能性が生まれちゃったってことだ。それを見て見ぬふりをするかどうかってことだ。本当は見て見ぬふりしてきみのこと大好きなままでいたいのにできることならずっと一緒にいたいのにでもそれをきみに怒ってもしょうがないな。

そして何でもないふりをしながら全然俺は気にしないよ、大丈夫だよといいながら、このことが無ければ、いつかこの人と結婚することもあったのだろうかなどと、多元宇宙に想いを馳せる。